2018年03月14日
洗濯したことない人が家事導線を語るな!家事ラク導線のための3つのポイント!
タグ: 家事導線|洗濯|
洗って、干して、寄せて、たたんで、しまって・・・。
これが休みなく一年365日・・・。
洗濯物は大変ですよね。
今、
「男のあなたに何が分かるの!?」
って、思われた方・・・本当にそうだと思います。
建築業界=男の世界
私も建築に携わっています。
やはり今でもこのようなイメージを感じてしまいます。
私が感じているということは、
外から見ている皆さんは、よりそのような
イメージを抱かれていると思います。
数年前にリフォームを
させていただいたお客様との会話の中で、
とても印象に残っている話題があります。
その方は、
25年前くらいに新築で家を建てられて、
当時は、間取り、家事動線、仕様などなど、
一切、口を出させてもらえなかったとのことです。
現在まで、使いにくいのをずっと我慢して我慢して、
何とか使ってきたけど、水回りが調子悪くなったこの際に、
家事動線を考え、自分の使いやすい仕様にしたいとのこと。
その中で、でてきた話題が、
新築でもリフォームでも、
洗濯をほとんどしたことがない人が、
洗濯物干し場の設計をしている。
料理をほとんどしたことがない人が、
キッチンの設計をしている。
「それだもんで分からないんだよね~。」
…本当にその通りだと思いました。
例えば、
これを置き換えてみると、
サッカーをしたことがない人に
サッカーを教えてもらうの?
パソコンを使ったことがない人に
パソコンを教えてもらうの?
本当にこういうことだと思います。
これが当たり前に行われていたのが(行われているのが)
建築業界だと思います。
こんなことを言うと「あなたは?」と
聞かれることがありますが、
正直、私も毎日家事全般をしているわけではありません。
ただ、学生時代、社会人時代と、一人暮らしをし、
現在は結婚をして、二児の父親となりました。
平日は仕事でなかなかできませんが、
休みの日は家事を手伝い、大変さを改めて感じています。
そして、その負担を減らすことができたら
どんなに楽だろうとも思います。
家事ラク導線のためのポイント①:まずは夫婦二人共やってみる!
3年前に自宅を設計したときには、
全ての家事を改めてやってみました!
そして、
妻にたくさんの意見を聞きました。
家事動線に関しては、妻の要望、意見を
反映できるよう、何回もプランを考え、
納得してもらえる間取りになったと思います。
家事ラク導線のためのポイント②:それぞれの意見を書き出す!
難しいことは言いません!
やってみて感じたことを書き出し、
ノートでも何でもよいので、
二人で確認してみてください。
こんな単純なことで良いのです!
実際に僕たち夫婦で出た答えは、
・洗った洗濯物は重いから、洗濯物を干すのは1階に。階段の上り下りはしたくない。
・2階に干しても、結局は1階に持ってくることになるから大変。
・干して、寄せて、たたんで、しまうところは近い方がいい。
・雨に濡れない洗濯物干場が欲しい。
・できれば、LDKから見えにくい位置に物干し場が欲しい。
・室内干し場もあるといいな。ただし、部屋干しの匂いはイヤ。
・布団干し場も各部屋の近くに。
洗濯の家事動線だけでこれだけの項目がありました。
普段やってくれている妻の意見がメインですので、
間違いのない本音だと思います。
実際の設計でも、
平屋にて設計したため、重たい洗濯物を持って
の大変な階段の上り下りはありません。
屋根付の物干しスペースを設置したため、
突然の雨でも多少の雨ならそのまま干していても大丈夫。
もちろん日当たりも風通りも良い場所としました。
洗濯機、収納近くに物干し場を設置。
洗う、干す、しまうを三角形型に配置し、それぞれが
バランスよく近い位置にあるため、
家事負担低減できます。
また、作業時間の長いキッチンを中心に、
洗面所や洗濯物干し場を配置したため、
料理をしながら洗濯、料理をしながら洗濯物干しなど、
家事の効率がアップ。
このように家事動線について考え、
家づくりを進めていけば、洗濯だけでなく、
家事の負担を低減させることができます。
敷地、周囲の環境、日当たり、通風など各条件によって
家事動線は変わってきますが、基本的な考え方は、
家事をする方の負担をいかに減らすことができるか!
家事動線という目には見えない要素ですが、
毎日の暮らしの中で、とても重要な項目です。
家事ラク導線のためのポイント③:これらの意見を僕たちプロにぶつけてください!
箇条書きでも良いです。
チラシの裏でも良いです。
やってみた感想、
「ああしたい」「こうしたい」をすべて伝えてください!
悩みは十人十色。
一人一人に合ったプランを一緒に考え、
ご提案をさせていただきます!!
ご主人さん!(私も含め)
一度、奥様の気持ちになって、家事をしてみませんか?
より負担の少ない、快適な暮らしをすることができると思います。
私たち野沢建築は、
自然素材をふんだんにつかい、
「脱アレルギー」で笑顔あふれる暮らしを創る、
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