
こんにちは!
自らの経験を元に『体の健康』『お金の健康』を大切にしている、
静岡県浜松市 創業100年 株式会社野沢建築 4代目代表取締役 野沢理(おさむ)です。
今日は、「断熱等級G2とG3の違い」についてわかりやすくお伝えします。
「G2とG3って何が違うの?」
「G3にした方が絶対いいの?」
「浜松ではどちらを選べばいいか分からない…」
こういった疑問、相談会でよくいただきます。
数字だけではわかりにくい部分を、できるだけ身近な言葉でお伝えします。
G1・G2・G3とは何か:HEAT20の基準
G1・G2・G3とは、「HEAT20(ヒート20)」という住宅の高断熱化を研究する団体が定めた断熱性能の基準です。
正式名称は「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」。
大学教授や研究者、住宅・建材メーカーの専門家で構成されています。
国が定める省エネ基準とは別に、「冬の室内を何℃以上に保てるか」という体感温度を基準にしているのが特徴です。
数字が大きいほど断熱性能が高く、G3が最高グレードです。

G2とG3の具体的な違い
浜松市が属する6地域での基準を整理します。
| グレード | UA値の基準 | 冬の最低室温の目安 | 断熱等級 |
|---|---|---|---|
| 省エネ基準 | 0.87以下 | 基準なし | 等級4 |
| G1 | 0.56以下 | おおむね10℃以上 | 等級5相当 |
| G2 | 0.46以下 | おおむね13℃以上 | 等級6相当 |
| G3 | 0.26以下 | おおむね15℃以上 | 等級7相当 |
G2とG3の大きな違いは2点です。
① 室温の維持力
G2は冬の最低室温がおおむね13℃以上。
G3は冬の最低室温がおおむね15℃以上。
2℃の差ですが、体感としては大きく異なります。
G3レベルになると、「冬の朝、暖房なしでも室温が15℃前後」を維持できる水準です。
② 暖房エネルギーの削減率
省エネ基準の家と比べた場合の暖房エネルギーの削減率は、G2が約55%削減、G3が約75%削減とされています(HEAT20の研究データより)。
G3の家は、光熱費の面でも大きなアドバンテージがあります。

浜松(6地域)でG2とG3はどう違うか
正直にお伝えします。
浜松(6地域)の気候では、G2が現実的な最適解だと私は考えています。
理由は2つあります。
① 浜松は比較的温暖な地域
北海道や東北(1〜3地域)と比べると、浜松の冬は温暖です。
G3が真価を発揮するのは、極寒地域での「暖房なしでも暖かい」という体験です。
浜松では、G2でも十分に快適な冬を過ごせる水準に達しています。
② コストとのバランス
G3を実現するためには、G2と比べてさらに高性能な断熱材・サッシ・施工が必要です。
浜松の気候条件では、そのコスト増加分に見合う体感差を得にくい場合があります。
ただし、以下のような場合はG3も検討に値します。
・光熱費を長期的に最小化したい
・将来の電気代上昇リスクに備えたい
・健康や快適性を最優先にしたい
G3はコストに見合うか
G3を実現するためのコスト増加は、一般的にG2比で100〜200万円程度とされています。
ただしこれは仕様・工法・会社によって大きく異なります。
光熱費の削減効果を考えると、長期的には回収できる可能性があります。
ただ、浜松の気候では回収期間が長くなりやすいのも正直なところです。
「G3にしたい」という希望がある場合は、コストと光熱費削減のシミュレーションを専門家と一緒に行うことをお勧めします。

野沢建築の考え方
野沢建築ではUA値0.46以下(HEAT20 G2水準)を標準としています。
省エネ基準(UA値0.87)は、あくまでも「最低限のライン」です。
正直にお伝えすると、省エネ基準では浜松の夏・冬を快適に過ごすには十分ではないと感じています。
一方で、G3は浜松の気候では過剰スペックになりやすい。
G2が、快適性・健康・コストの3つのバランスが最も良い選択肢だと考えています。
もちろん、G3を希望されるお客様には対応していますので、お気軽にご相談ください。
→ [野沢建築の性能・仕様について詳しくはこちら]
→ [施工事例はこちら]
まとめ
① G1・G2・G3はHEAT20が定める断熱性能の基準。数字が大きいほど高性能
② G2(UA値0.46)は冬の最低室温13℃以上。G3(UA値0.26)は15℃以上
③ G3はG2より暖房エネルギーを約20%多く削減できる
④ 浜松(6地域)ではG2が快適性・健康・コストのバランスが最もよい選択肢
⑤ 省エネ基準(UA値0.87)は最低限のライン。G2以上を目指すことを推奨

「断熱性能について、もっと詳しく聞きたい」
そんな方は、ぜひ相談会でお話ししましょう。
