
こんにちは!
自らの経験を元に『体の健康』『お金の健康』を大切にしている、
静岡県浜松市 創業100年 株式会社野沢建築 4代目代表取締役 野沢理(おさむ)です。
今日は、注文住宅の「間取り」についてお話しします。
「間取りって、何を基準に決めればいいの?」
「住んでから後悔した、という話をよく聞く」
「打ち合わせのときは気づけなかった、が怖い」
相談会で、よくいただく声です。
正直にお伝えすると、間取りは、住み始めてから後悔が出やすい部分です。
でも、よくある失敗には共通点があります。
先に知っておけば、防げるものがほとんどなんです。
間取りの失敗には、共通点がある
間取りの後悔は、人によってさまざまに見えて、実は、いくつかの決まったパターンに集約されます。
多いのは、この4つです。
収納のこと。
コンセントのこと。
生活動線のこと。
そして、将来の家族の変化のこと。
順番に見ていきます。

よくある失敗と、その対策
収納|「足りない」「使いにくい場所にある」
収納は、広さだけでは足りません。
使う場所の近くにあるか、が大事です。
たとえば、玄関に近い土間収納、キッチン近くのパントリー。
「どこで、何をしまうか」を、暮らしから逆算して考えます。
コンセント|「数が足りない」「位置が悪い」
これは、間取りの後悔でとても多いものです。
家具や家電を置く場所を、間取りの段階でイメージしておく。
掃除機、スマホの充電、季節家電。
「ここで使うだろう」を先に考えておくと、後悔が減ります。
生活動線|「毎日の移動が、地味にストレス」
洗って、干して、しまう。
料理して、配膳して、片づける。
この毎日の動きが、スムーズかどうか。
特に家事動線は、図面の上で一度「歩いて」みることが大切です。
寝室とトイレの距離・音
寝室からトイレが遠い、音が気になる、という後悔もあります。
2階に寝室があるなら、2階にもトイレを。
断熱・気密を高めておくと、外部の音も抑えやすくなります。

「今」だけでなく「将来」で考える
間取りで見落としがちなのが、時間の視点です。
家を建てるときの家族構成と、10年後、20年後の家族構成は、変わっていきます。
子どもが増えるかもしれない。
子どもが独立して、部屋が余るかもしれない。
親と同居することになるかもしれない。
自分たちが歳を重ねて、階段がつらくなるかもしれない。
だからこそ、「変えられる余地」を残しておくことが大切です。
たとえば、広い子ども部屋を、あとで2つに仕切れるようにしておく。
将来、1階だけで生活が完結できるようにしておく。
正直にお伝えすると、すべてを完璧に予測することはできません。
でも、「変化に対応できる家」にしておくことは、できるんです。
図面だけでなく、暮らしで考える
いちばんお伝えしたいのは、これです。
間取りは、図面を眺めるだけでは、失敗に気づけません。
その図面の中で、自分たちが「どう暮らすか」を、具体的に想像することが大切です。
朝起きて、顔を洗って、着替えて、朝ごはんを食べて、出かける。
帰ってきて、荷物を置いて、手を洗って、くつろぐ。
その一日の動きを、図面の上でたどってみる。
すると、「ここが不便かも」が見えてきます。
私たちは、その想像のお手伝いをするのが仕事だと思っています。
図面の線ではなく、その先の暮らしを、一緒に考えたいんです。
家という“モノ”ではなく、暮らしという“コト”。
私たちが、いつも大切にしている考え方です。
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まとめ
① 間取りの失敗は、収納・コンセント・生活動線・将来の変化に集約される
② 収納は広さより「場所」、コンセントは「使う場面」を先にイメージする
③ 家事動線は、図面の上で一度「歩いて」確認する
④ 今の家族構成だけでなく、将来の変化に対応できる余地を残す
⑤ 図面ではなく「その中でどう暮らすか」を想像することが、いちばんの対策
間取りは、暮らしそのものを設計することです。
後悔しないために、一緒にじっくり考えていきましょう。

「うちの暮らしに、合う間取りは?」
その一日を、いっしょに想像するところから始めましょう。
