皆様、こんにちは!工務部の松島です。
前回は基礎の”骨”にあたる「配筋検査」のお話をしました。今回はその上に立ち上がる、家の骨組みそのものを確認する「中間検査」についてご紹介します。
中間検査ってなに?
中間検査は、建築基準法で定められた、工事の途中で受ける検査です。行政や検査機関といった公的な第三者が現場に来て、「確認申請の図面どおりに、そして法律どおりに造られているか」を確認します。無事に合格すると「中間検査合格証」が交付され、次の工事へ進むことができます。
浜松市では、屋根の小屋組や、建物を支える主要な軸組(柱・梁など)が対象。まさに家の”背骨”にあたる部分を、公的にチェックする検査です。


なぜ”隠れる前”に受けるの?
家づくりは、上棟で骨組みが立ち上がったあと、どんどん工事が進んでいきます。まず電気の配線が張り巡らされ、次に壁に石こうボードが貼られ、さらにその上にクロス(壁紙)が貼られていきます。
こうして仕上がっていくと、当然きれいなお部屋になっていくのですが……ここまで進むと、壁の中を見ることはもう非常に困難になります。柱も、筋かいも、金物も、すべて壁の内側に隠れてしまうんですね。
だからこそ中間検査は、まだ骨組みが”見えているうち”に受けます。「隠れてしまう前に、大事なところをしっかり確認しておく」――これがこの検査のいちばんの目的なんです。



具体的に何を見ているの?
見ているポイントは、家の強さに直結する部分ばかりです。
- 軸組(柱・梁・桁・土台)が図面どおりに組まれているか
- 耐力壁・筋かいの位置と量は適切か
- 接合金物が、決められた位置に・決められた種類で正しく付いているか
- アンカーボルトや土台まわりの緊結
- 小屋組(屋根の骨組み)の構成
- 構造材の寸法・樹種
- 床下やユニットバス(UB)の下の断熱材の厚みが図面どおりか




見えなくなるからこそ、確かな目で
これらはすべて、完成すれば壁や床の中に隠れて、暮らしの中で目にすることはありません。だからこそ、公的な第三者による法定検査に加えて、私たち自身の目でも一つひとつ確認し、「未受検を絶対に出さない」体制で臨んでいます。
見えなくなる部分にこそ、手を抜かない。その積み重ねが、お引渡しの後もご家族が安心して長く暮らせる家につながっていくと信じています。
次回の現場レポートもお楽しみに!
