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藤本ジョナスのBLOG


熱海のMOA美術館に行ってきました

先日、熱海にあるMOA美術館を訪れました。

MOA美術館は標高約250メートルの高台に建つ美術館で、国宝や重要文化財を含む約3,500点ものコレクションを所蔵しています。2017年には、現代美術作家・杉本博司氏と建築家・榊田倫之氏が率いる「新素材研究所」の設計でリニューアルされたことでも話題になりました。

建築に関わる仕事をしている身として、一度は行ってみたかった場所です。

インド砂岩で仕上げられた外壁は、光の当たり方によって表情が変わります。影が落ちるとまた違った美しさがあり、つい足を止めて見入ってしまいました。

天井に映し出される万華鏡の演出が壮大だった

エスカレーターの途中にある直径約20メートルの円形ホール。ここで見た天井のプロジェクションマッピングが、今回一番印象に残っています。

天井いっぱいに映し出されるのは、万華鏡作家・依田満・百合子夫妻がデザインした世界最大級の万華鏡映像。音楽とともに次々と変化していく光と色のパターンは、本当に壮大でした。

ホールに立って見上げたとき、空間の「高さ」と「光」がこれほど人の感情を動かすのかと実感しました。住宅の設計でも、天井や照明の使い方で空間の印象は大きく変わります。スケールは違いますが、「空間で人を感動させる」という点で通じるものがあると感じました。

建築から学ぶことは尽きない

MOA美術館は、美術品だけでなく建物そのものが一つの作品のような場所でした。素材の選び方、光の取り入れ方、動線の設計——設計士として学ぶことがたくさんありました。

たとえばこのロビー。間接照明の柔らかな光と、大きな窓から入る自然光のバランスが絶妙で、空間全体がとても穏やかな雰囲気に包まれていました。

普段は住宅の設計をしていますが、こうして美術館や建築作品に触れることで、新しい発想やアイデアが生まれることがあります。

「いい空間に触れる」ことは、いい家づくりにもつながる。そう信じて、これからもいろいろな場所を訪れていきたいと思います。

熱海を訪れる機会があれば、ぜひMOA美術館に足を運んでみてください。建築好きの方はもちろん、そうでない方も楽しめる場所です。

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