
皆さん、お疲れ様です。設計の藤本です!
良い建築には、必ず「美しく見える理由」があります。ですが、その意図を言葉で共有するのは意外と難しいものですよね。
そこで本連載では、意匠設計でよく使われるワードをピックアップし、その裏側にある「狙い」を紐解いていきたいと思います!
第1回のテーマは、建物の第一印象を決める「デザイン編」です!
1.ファサード(Facade)

建物を正面から見たときの「顔」のことです。フランス語の「顔面」が語源。
人間も第一印象が大事なように、建物もファサード一つで「モダン」「クラシック」「開放的」など、キャラクターが決まります。街を歩くときは、ぜひ「この建物のファサード、素敵だな」と探してみてください。
2.アクセントウォール(Accent Wall)

部屋の壁の一面だけ、色を変えたり素材を変えたりすることです。
全部同じ壁紙だと落ち着きますが、一面だけ「グレーの石目調」や「木目調」にすることで、空間にメリハリ(アクセント)が生まれます。
部屋を広く見せたり、視線を集める「フォーカルポイント」を作るのにも使われます。
3.アプローチ(Approach)

門から玄関までの「道のり」のことです。
ただの通路だと思われがちですが、実はここがデザインの腕の見せどころ。
あえてカーブさせたり、床の素材を変えたりすることで、外の世界から「家というプライベート空間」へ気持ちを切り替えるための大切な演出装置なんです!
4.シンメトリー & アシンメトリー
●シンメトリー

中心から左右が同じデザインのこと。
中心から左右が同じデザインのこと。格調高く、厳かな、安心感のある印象を与えます。(例:国会議事堂や伝統的な洋館)
●アシンメトリー

あえて左右のバランスを崩すこと。動きが出て、モダンで自由、アーティスティックな印象になります。日本の茶室などの「わびさび」も、このアシンメトリーの美学が活きています。(開口部のデザインなど)
おわりに
いかがでしたか? 普段、何気なく見ている建物や壁も、こうした「言葉」を知ると少し違って見えてくるはずです。
「自社のあの現場のファサード、かっこいいよね!」なんて会話が社内で生まれたら最高です。
次回もお楽しみに!
