
こんにちは!
自らの経験を元に『体の健康』『お金の健康』を大切にしている、
静岡県浜松市 創業100年 株式会社野沢建築 4代目代表取締役 野沢理(おさむ)です。
今日は、相談会でよくいただく質問についてお話しします。
「断熱等級6の家なら暖かいですよね?」
このご質問、本当によくいただくんです。
お気持ち、よく分かります。数字が高ければ高いほど良いはず…そう思いますよね。
ただ、正直にお伝えすると…断熱等級の数字だけでは「暖かい家」かどうかは分からないんです。
「えっ、そうなの?」と思われるかもしれません。
でも、これは私がこれまで100軒以上の家づくりに携わってきた中で、実感していることなんです。
この記事の目次
6.まとめ
1. なぜ私が「暖かい家」にこだわるのか
最初に、少しだけ私自身のことをお話しさせてください。
【私の原体験】
実は私、子どもの頃からぜんそく、アトピー、アレルギーで苦しんでいました。
毎晩のように発作が起きて…父や母はそのたびに起きて、背中をさすってくれたり、薬を飲ませてくれたり。
それでも治まらないときは、夜中に病院の救急に連れて行ってくれました。
翌日に仕事があるにも関わらず、ほぼ毎日のことでした。
両親は「親として当然のことをしただけ」と言ってくれますが…毎日だと本当に大変だったと思います。
今では感謝の気持ちでいっぱいです。
この体験があるから、私は「健康に暮らせる家」にこだわっています。
カッコいい家、もちろん好きですし、大切にしています。性能が良い家、素晴らしいと思いますし、とても重要です。
ただ、当たり前に健康であること。
これを一番大切にしていただきたいんです。
『毎日を最高の幸せ』としていただくために。
だから「暖かい家」にこだわります。寒い家は、体に本当に良くないですから。
アレルギーが発症したり、悪化したりするような家は絶対に作りたくない。
私はそう決意しています。
2. 断熱等級だけでは暖かくならない理由
知っていました?
2022年の法改正で「断熱等級5・6・7」が新設されました。
住宅業界では断熱性能の数値競争が激化しています。
でも、私が現場で見てきた事実をお伝えすると…
【断熱等級が高くても寒い家の共通点】
✅窓が大きすぎて、そこから熱が逃げている
✅気密性が低くて、隙間風が入ってくる
✅冬の太陽を活かす設計になっていない
✅暖房計画がしっかり考えられていない
断熱等級は「UA値」という数字で決まります。
UA値は、家の表面からどれだけ熱が逃げるかを計算した値です。
ただ、これはあくまで「計算上の数値」なんですね。
分かりやすく例えると…ダウンジャケットのタグに「保温性◎」と書いてあっても、ファスナーが壊れていたら寒いですよね。
家も同じなんです。
断熱材だけ良くても、他の部分がダメだと意味がない。
だから私は、数字だけを見て「この家は暖かいですよ」とは言いません。
トータルで「暖かい家」になっているか。
そこを見てほしいんです。

3.「本当に暖かい家」に必要な3つの条件
では、「本当に暖かい家」には何が必要なのか。
私がこれまでの家づくりで確信していることがあります。
3つの条件が揃っていることが大切なんです。
条件①:断熱性能(UA値0.46以下)
まず、断熱性能はもちろん大切です。これがないと、いくら暖房しても熱がどんどん逃げてしまいます。
浜松市の場合、HEAT20のG2グレードを満たすにはUA値0.46以下が目安になります。
| 基準 | UA値 | どんな感じ? |
| 省エネ基準(等級4) | 0.87 | エアコンつけても足元が寒い… |
| ZEH基準(等級5) | 0.60 | 暖房を切ると30分で寒くなる |
| HEAT20 G2(等級6相当) | 0.46 | 朝起きても室温16℃以上をキープ! |
| 野沢建築 標準 | 0.46 | エアコン1台で家中暖かい |
条件②:気密性能(C値0.5以下)
ここ、すごく大事なポイントです。
断熱材をいくら厚くしても、隙間だらけの家では意味がないんです。
気密性能を示す「C値」は、家全体の隙間の大きさを表しています。野沢建築ではC値0.5以下を標準とし、全棟で気密測定を行っています。
💡 C値0.5ってどのくらい?
家全体の隙間を集めると、名刺1枚分以下の大きさになるということです。
これだけ隙間が少ないと、冬の隙間風を感じることはほとんどありません。
お客様からも「前の家と全然違う!」というお声をよくいただきます。
ちなみに、気密測定をしていない会社さんもあります。
私は「測定しないと分からない」と思っているので、全棟で実施しています。
野沢建築は、地域密着の家族経営の小さな会社です。
どんなことがあっても、逃げも隠れもいたしません。
だからこそ、数字でしっかり証明したいんです。
条件③:日射取得の設計(太陽を味方につける)
ここは見落とされがちなポイントです。
知っていました?
冬の太陽って、角度が低いんですね。
だから、南向きの窓から部屋の奥まで光が届きます。
この「タダの暖房」を活かす設計ができているかどうかで、暖かさは大きく変わります。
- 南面に大きな窓を配置する
- 軒の出を計算して、夏は日射を遮り、冬は取り込む
- 蓄熱できる素材を床や壁に使う
逆に、北側に大きな窓があったり、軒が短すぎたりすると、せっかくの断熱性能が台無しになってしまいます。
これは設計の段階で決まるので、とても大切なんです。

4. 浜松で家を建てるなら知っておいてほしいこと
浜松市は温暖なイメージがありますよね。
でも、冬の寒さを甘く見ないでほしいんです。
遠州のからっ風
私は引佐で生まれ育ちました。今も家族4人で、田舎でのんびり暮らしています。
だから、浜松の冬の厳しさはよく知っています。
北西から吹く「遠州のからっ風」。
風速が強いと、体感温度はグッと下がります。
だから浜松で家を建てるなら…
- 北西面の窓は小さく、断熱性の高いものを
- 玄関の位置を、からっ風が直撃しない配置に
- 気密性能を高めて隙間風を防ぐ
こういった「地元ならではの知恵」が大切になってきます。
ヒートショックの怖さ
年間約19,000人
これは交通事故で亡くなる方の約4倍です。
そして、その多くは「家の中の温度差」が原因なんです。
暖かいリビングから、寒い廊下へ。
寒い脱衣所で服を脱いで、熱いお風呂へ。
この温度差が、体に大きな負担をかけます。
私の原体験でもお話ししましたが、健康であることが一番大切なんです。
家の中の温度差をなくすことは、ご家族の命を守ることにつながります。
5. 野沢建築が「UA値0.46」を標準にしている理由
野沢建築では、すべての家でUA値0.46(HEAT20 G2グレード)を標準仕様にしています。
「なぜG3(UA値0.26)を目指さないんですか?」
時々、こう聞かれることがあります。
正直に言うと、G3まで性能を上げることは技術的に可能です。
でも、浜松の気候を考えると、G2グレードで十分な快適性が得られると考えています。
【私の考え方】
断熱性能を上げるほど、建築コストは上がります。
G2からG3にすると、約100〜150万円のコストアップになることもあります。
そのお金を、気密施工の徹底や窓の性能アップに使った方が、実際の住み心地は良くなる。
私はそう考えています。
数字のための性能ではなく、体感できる暖かさを大切にしたいんです。
もちろん、ご希望があればG3仕様でのご提案も可能です。
大切なのは、お客様のライフスタイルと予算に合った最適解を一緒に考えること。私はそう思っています。

6. まとめ
今日お伝えしたかったことをまとめます。
【「本当に暖かい家」の3つの条件】
断熱性能:UA値0.46以下(HEAT20 G2)
気密性能:C値0.5以下 + 全棟測定
日射取得設計:冬の太陽を味方につける
断熱等級の数字だけを見て判断するのは、ちょっと危険です。
3つの条件がそろって初めて、本当に暖かい家になる。
これが、私がこれまでの家づくりで学んだことです。
最後に、一つお願いがあります。
家づくりを検討されているなら、ぜひ「体感」してみてください。
カタログの数字だけでなく、実際にモデルハウスや完成見学会会場に入って、肌で暖かさを感じてほしいんです。
野沢建築のモデルハウスは、冬でもエアコン1台で家中暖かくしています。
「本当に暖かい家ってこういうことか!」と、体で分かっていただけると思います。
『毎日も最高の幸せ』に。
そのお手伝いができれば、私はとても嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
毎日も最高の幸せに
創業100年 株式会社野沢建築 代表取締役
野沢 理
「本当に暖かい家」を体感してみませんか?
野沢建築のモデルハウスで、
UA値0.46・C値0.5以下の快適さをご体験いただけます。
難しい専門用語は使いません。
分かりやすくご説明しますので、お気軽にお越しください!
