自然素材の家専門 野沢建築

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住環境から病気が?

こんにちは!
おかげさまで3代目。
創業83年、引佐町で木造注文住宅専門の
株式会社野沢建築 代表の野沢彰です。

私の家づくり(健康住宅)

私の家づくり 健康住宅

この仕事に就いて42年、
時代の移り変わりとともに、家づくりも大変変わりました。

1・基礎や柱の構造部
2・キッチン、浴室、トイレ、電気の設備部
3・内外装に関わる仕上げ部

構造部にいたっては、コンクリートのベタ基礎に!耐震基準の見直しに!

設備部にいたっては、オール電化、太陽光、機器のハイテク化に!

仕上げ部にいたっては、外装材のサイディングに!ガルバ材の使用に!

しかし、直接健康にかかわる内装材には、
いまだ、合板フローリング、ビニールクロスなど、
石油製品がまだまだ、使用されています。

当時は建材が大変もてはやされ、床、壁、天井、押入れ、
ほとんどがそれらを使っているのが当たり前でした。

完成が近づくしたがって、建物内に入ると目が痛くなり、
早々に窓を開け放さないと、その場いられませんでした。

また、完成引渡の時もお施主様に半年ぐらいは、
(十分換気をして下さいね)と、お願いしていました。

その後30年ぐらい前から、シックハウス、アトピー、
小児ゼンソクなど世間で騒がれるようになりました。

あの時の目の痛さが原因だったのかと、
思うとゾットするし、寒気さえしました。

また、住宅の仕上げ材が原因の一部なら、
家づくりに携わっている事に、大変なショックをおぼえました。

実は、私は四人の子供がいますが、一人はアトピー、
もう一人は小児ゼンソクでした。

特にゼンソクの子には大変な思いをさせてしまい、
本当に申し訳ない想いでいっぱいです。

ゼンソクは昼間には、その症状がほとんど出ません。
夜中0時ごろ、目に涙、鼻はズコズコ、肩で息をするようになり、
(息苦しいよー!)と子供が訴えてきます。

さっそく、聖隷三方原病院に電話をして、緊急外来の申込、
妻と二人で病院まで車で連れて行きます。

病院に着いてもしばらく待ち時間があり、
吸入処置(ゼンソクの治療方法)をしていただく。

すると、その症状は治まり家に帰ってからは
何事もなかったようにぐっすり眠ります。

それも夜中の2時頃でした。
このような生活が中学校ぐらいまで続きました。

この時あたりから、自然素材の大切さを、
身に染みて考えるようになりました。

その後、フォースター(ホルマリンの量が少ない物)
商品が当たり前となり、

目の痛さは、ほとんどなくなりましたが、
まだまだ石油製品の物に包まれているのが現実です。

私の子供のころを思い出してみると。

ほとんど、どの家も構造材は桧、杉、松、の無垢材、畳はわらと井草、
障子は木と和紙、と全て自然素材でした。

着る物にいたってもがほとんど綿でした。

また、私が通った小学校、中学校も木造校舎で 床、壁、天井
窓も木製、はたまた机、椅子に至っても木製でした。

これぞ、自然素材の建物、健康住宅の原点でないかと
つくずく思い出されます。

その頃には、ハウスシック、アトピー、ゼンソクなど
ほとんど聞いたことはありませんでした。

全てを自然素材で作る家が理想です。
しかし現実を考えると経費の点でなかなかそうはいきません。

ならば、お客様と相談し出来る限り自然素材を取り込んで
いただき、家を原因とした病気をなくす。

このことが、家づくりにかかわっている者として、
また、私の子供のような思いをさせないためにも。

この家は 健康住宅です!
と言えるような家づくりを目指していきたいと考えております。

また、それを実践してゆくつもりです。

野沢建築は、自然素材を多用した
笑顔いっぱいの、気持ちいい家を造る
地域密着の工務店です。お問い合わせはこちら

著者:野沢彰

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